
それでは早速、乙4解説第2回目やっていきましょう。

という事で、水と氷は同じ物質です。

どういう事で!?

今回の乙4解説は以上です。次回は熱と温度の正体について解説していきます

待って、ボケ担当私だから!私にツッコミは務まらないから!

でも水と氷が同じ物質かって、そんなの同じに決まってるじゃないですか。

なんでちょっとキレ気味なのよ

とりあえず、前置きはこのぐらいにして本編行きましょ!
水と氷はおなじ物質?

例えば、鉛筆の芯に使われる黒鉛と、宝石のダイヤモンド。

これらは同じ炭素原子によってできていますが、間違いなく別の物質です

にも関わらず、同じ水分子でできている水と氷は同じ物質と言えるのでしょうか

うーん、黒鉛とダイヤモンドは、温度とかに関わらず、常に違う物質じゃん?

でも、水は温度を下げて凍らせないと、氷にはならないじゃん?

そこがキモになってくるんじゃないかなって思うよ!

ふ〜む

あー、うん、そうですね

まあ、45点くらいならあげてもいいんじゃないでしょうか

あ、わりといい線いってる感じなんだね。

例えば、範馬勇次郎が黒鉛を握って握りしめてダイヤモンドを作った場合、これは『化学変化』です

唐突な範馬勇次郎の登場に、一同驚きを禁じ得ない

対して、水を凍らせて氷になった場合は『物理変化』であり、あくまで状態が変わっただけに過ぎません。

なるほど。要するに、水を凍らせて氷になった場合は『物理変化』であり、あくまで状態が変わっただけに過ぎないわけだね!

それは要せてないです。ただ復唱しただけです。


なんでダイヤモンドだけリアルなんだよ

イメージに合うものがいらすとやになかったので

まあいいや。じゃあその『物理変化』と『化学変化』の違いはなんなの?

はい、次はそちらについて考えていきましょう。
化学変化とは

前回、原子や結合について勉強しましたよね?

同じ化学用語で『分子』というものにも聞き覚えがあるのでは無いでしょうか。

うん!なんか、原子が合体して分子になるんだよね!

はい、原子が共有結合する事で分子を形成します。ちなみに、イオン結合の場合は分子ではなくイオン結晶と呼びます

このように、原子単体で存在するものもありますが、

複数の原子で分子などを構成し、さらにその分子が集まって物質を構成している訳ですね

意外と結構ややこいんだね!

図にするこんな感じです。物質>分子・イオン結晶>原子となるわけですね


ここまでが前提知識です。まず黒鉛とダイヤモンドへの変化

『化学変化』は、その物質を構成する原子に変化があるものです

より単純に言うと、化学式に変化があるものをいいます

なるほどね。

例えば、ここに水分子が2つあったとします。


これが、まぁ色々となんやかんやあって、水素と酸素に分解しました

なんやかんやってなんやねん

なんやかんやです。化学式表すとこうなりますね。


2つの水分子が、水素分子と酸素分子に分解しています。

分子の構造に変化が起こり、化学式も変わってるので、当然これは化学変化になります

ほーん。化学式に変化があるかではんだんすればいいのね

あれ?でも、ダイヤモンドも黒鉛も、どっちも炭素原子だけでできてるよ?

原子の部分に変化なくない?

とぉ、思うじゃないですかぁ?

なんか、言い方ムカつくな

たしかに、両方とも炭素原子だけで構成されているんですが、結合の仕方が変わっているのです。

炭素は最外殻電子を4つ持っている原子です。

そのうち、3つを使って共有結合していると黒鉛になります。
4つ全てで共有結合を行うとダイヤモンドになります。

なーんか難しそうだなぁ〜

乙四では重要では無いので、詳しくは説明しません

ちなみに、ダイヤモンドがカチコチなのは、縦にも横にも結合があるためです。

対して黒鉛は縦の結合がありません。なので、ダイヤモンドと違って擦るような横向きの力が加わると、すぐに崩れてしまう訳ですね。

ちゃんと理由があるんだね〜

このように、構成する原子に変化が変わっていなくとも、化学変化として扱われるパターンもあります。

まあ、ここら辺の判断は問題を解いていけば、フィーリングでなんとなくわかるようになります。

最後、急に適当になったな

また、一点覚えておいてほしい事があります。

炭素とダイヤモンドのように、同じ原子が出来ているが、結合の仕方違うため別の物質として扱われるものを『同素体』といいます。
状態変化とは

さて、姉さん。化学変化については理解する事ができましたね

うい!完璧よ!

それでは、逆に水から氷への変化が、化学変化ではない理由もわかりますね?

化学式に変化があったら化学変化って事は、
裏を返せば、化学式に変化がなければ化学変化じゃないって事だよね!

そうですね。つまり、水が氷になったとしても、同じH2Oのままだから、化学変化ではないという事ですね。

もちろん、結合の仕方に変化もありません。

では逆に、水と氷では一体何が違うのでしょうか?

温度、ではないんだよね…?

はい。温度が下がった結果、何かが変わって氷になりました

さっき状態っていってたけど、なんの状態なんだろう…

うん、わからん。

じゃあ、答え合わせです。

これが物質の状態、つまり固体、液体、気体の3つの状態の違いです。

言葉で聞くより、目で見た方が理解しやすいので、この画像を見て理解してください


絵へったくそだなぁ~

固体は分子が整列した状態
液体は整列はしてないけど集まってる状態
気体は分子がバラバラになってる状態

って感じかな?
化学変化は原子の結合の仕方の違いだったけど、物理変化は分子の状態の違いなんだね

その通りです。あくまで分子の状態が変わっただけで、化学式や結合の仕方に変化はありません。

なので、水と氷は同じ物質であると言えるわけです。

この固体、液体、気体という三つの状態の事を『物質の三態』と言いますので、覚えておいてください。

このように、化学式や結合の仕方に変化がない場合は、化学においては同じ物質として扱われます。
まとめ

実際の乙四の試験においては、化学変化かどうかを聞かれる問題が結構出題されます

ほうほう、具体的にはどんな問題が出るのかね?

それは少し長くなってしまうので第2-2回に説明します。

少し短いですが、今回はここで終わりです。最後にまとめを載せておきます。



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